2016年10月21日金曜日

天然樹脂って素晴らしい!


先日、合成樹脂(プラスチック)について調べたのですが、

天然樹脂は?とのお声があり今回は天然樹脂について調べてみました。

もともと単に「樹脂」といえば、天然樹脂のことを指していたそうです。

天然樹脂というと植物から取れるものって思っていたのですが、

動物由来・鉱物由来もあると聞いてビックリ!! 

ょっと興味が湧いてきました。


  植物由来は樹木に傷をつけると、

身を守るためにネバネバした液がにじみ出て来ます。

それが空気に触れ酸化して固まったものを指すそうです。

松ヤニや漆などがこれにあたります。

特に針葉樹から分泌される混合物質は

空気中で一部の成分が気化して固まる性質があるそうで、

琥珀(こはく)はこれが化石化(化石樹脂)したものなんですって。

・・・えっ?!それって宝石じゃないですか!!ワァ~すごい!





また、加熱して融解させることで流動性を与えることも可能で

表面光沢と透明感のある耐水性の皮膜を作ることもできて

大昔は船の防水に用いる樹脂は戦略的にも重要だったようです。



それから忘れていけないのが、ゴムの木。

その木からとれる液体これも植物由来の天然樹脂です!

ホースプロテクタYBOBのゴムの部分に含まれてます。

興味があれば作り方は調べてみてください(#^.^#)


そして鉱物由来は水に溶解しにくく、逆にアルコールや
 
テレビン油(注1)といった有機溶媒に溶けやすい性質があり、

そのことから、塗料、充填剤、香料油として使用されているそうです。

1) テレビン油マツ科の樹木のチップ、
あるいはそれらの 樹木から得られた松脂を
水蒸気蒸留することによって得られる精油のこと。






動物由来はシェラックなど寄生昆虫の分泌物。

え~虫!!(_◎;)と驚かないでください

私たちの生活には欠かせない樹脂を提供してくれてます。

シュラックはラックカイガラムシ、およびその近縁の数種のカイガラムシの

分泌する虫体被覆(ヒフク)物を精製して得られる

樹脂状の物質の事を指します。

ラックカイガラムシはインド、タイなどの東南アジア、

南アジアで養殖されているそうです。

(仲間には害虫として扱われているものもあるようです)
 


動物由来の樹脂ってどんなところで使用していると思いますか?

・塗料、接着剤、ヴァイオリンなどの弦楽器や木製家具に塗るニス

・レモン、グレープフルーツなどの柑橘類のフルーツワックス。

・天津甘栗などの光沢剤。

・医薬品の錠剤、錠剤状のチョコレートなどの食品のコーティング材。

・かつてはSP盤のレコードの材料にも使われていたそうです

食品にも使われてるって、ちょっとビックリ!!

現在も合成樹脂に頼らず昔のまま

あり続けるという事はとても素敵だと思います

もちろん合成樹脂も素晴らしいです

でもちょっと安心しませんか?全てが合成樹脂ではなくて・・・。



ほんまでっか?の優しい気持ちで読んでいただければ幸いです。


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