先日、合成樹脂(プラスチック)について調べたのですが、
天然樹脂は?とのお声があり今回は天然樹脂について調べてみました。
もともと単に「樹脂」といえば、天然樹脂のことを指していたそうです。
天然樹脂というと植物から取れるものって思っていたのですが、
動物由来・鉱物由来もあると聞いてビックリ!!
ちょっと興味が湧いてきました。
ちょっと興味が湧いてきました。
植物由来は樹木に傷をつけると、
身を守るためにネバネバした液がにじみ出て来ます。
それが空気に触れ酸化して固まったものを指すそうです。
松ヤニや漆などがこれにあたります。
特に針葉樹から分泌される混合物質は
空気中で一部の成分が気化して固まる性質があるそうで、
琥珀(こはく)はこれが化石化(化石樹脂)したものなんですって。
・・・えっ?!それって宝石じゃないですか!!ワァ~すごい!
また、加熱して融解させることで流動性を与えることも可能で
表面光沢と透明感のある『耐水性』の皮膜を作ることもできて
大昔は船の防水に用いる樹脂は戦略的にも重要だったようです。
それから忘れていけないのが、ゴムの木。
その木からとれる液体これも植物由来の天然樹脂です!
ホースプロテクタYB・OBのゴムの部分に含まれてます。
興味があれば作り方は調べてみてください(#^.^#)
そして鉱物由来は水に溶解しにくく、逆にアルコールや
テレビン油(注1)といった有機溶媒に溶けやすい性質があり、
そのことから、塗料、充填剤、香料油として使用されているそうです。
注1) テレビン油はマツ科の樹木のチップ、
あるいはそれらの 樹木から得られた松脂を
水蒸気蒸留することによって得られる精油のこと。
あるいはそれらの 樹木から得られた松脂を
水蒸気蒸留することによって得られる精油のこと。
動物由来はシェラックなど寄生昆虫の分泌物。
え~虫!!(◎_◎;)と驚かないでください
私たちの生活には欠かせない樹脂を提供してくれてます。
シュラックはラックカイガラムシ、およびその近縁の数種のカイガラムシの
分泌する虫体被覆(ヒフク)物を精製して得られる
分泌する虫体被覆(ヒフク)物を精製して得られる
樹脂状の物質の事を指します。
ラックカイガラムシはインド、タイなどの東南アジア、
南アジアで養殖されているそうです。
(仲間には害虫として扱われているものもあるようです)
南アジアで養殖されているそうです。
(仲間には害虫として扱われているものもあるようです)
動物由来の樹脂ってどんなところで使用していると思いますか?
・塗料、接着剤、ヴァイオリンなどの弦楽器や木製家具に塗るニス
・レモン、グレープフルーツなどの柑橘類のフルーツワックス。
・天津甘栗などの光沢剤。
・医薬品の錠剤、錠剤状のチョコレートなどの食品のコーティング材。
・かつてはSP盤のレコードの材料にも使われていたそうです。
食品にも使われてるって、ちょっとビックリ!!
現在も合成樹脂に頼らず、昔のまま
あり続けるという事はとても素敵だと思います。
あり続けるという事はとても素敵だと思います。
もちろん合成樹脂も素晴らしいです☆
でもちょっと安心しませんか?全てが合成樹脂ではなくて・・・。
ほんまでっか?の優しい気持ちで読んでいただければ幸いです。
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